独立行政法人労働者健康安全機構 九州労災病院

病院概要

地域住民と勤労者の皆様に、
良質で安全な医療を提供します。

戦後間もなく復興の兆しが見え始めた頃は、産業活動が活発化するとともに労働災害が多発するようになったが、我が国における医療事情が劣悪であったため被災労働者に対して十分な医療を施すことができない状況でありました。

そこで労働省は、被災労働者に対する医療の確保及び充実による早期職場復帰を図るため労災病院を設立する方針を決定し、昭和23年7月に福岡県小倉市(当時、現北九州市小倉南区)の日本製鐵(当時、現新日本製鐵)所有の疎開診療所を買収し、昭和24年2月に内科、外科、整形外科、理学療法科の4診療科、病床数34床及び小倉傷痍者訓練所を付設した全国初の労災病院として九州労災病院を開設しました。その後、理学診療棟、義肢棟の完成に続き、昭和36年に作業療法棟が完成し、リハビリテーションの一貫した機能を備える、我が国初のリハビリテーションセンターを擁する病院となりました。

さらに、数度にわたる増改築により診療科の増設、増床及び最新の設備と高度なリハビリテーション機能を擁する総合リハビリテーションセンターの完成を経て現在に至ります。

当院の外観
九州労災病院 外観

基本方針

  • 患者さんの権利を尊重し、患者さん中心の医療を提供します。
  • 地域医療機関との連携を重視し、中核病院として高度専門医療を担います。
  • 働く人々の健康を守り、治療と仕事の両立を支援します。
  • 患者さんに寄り添う心と、高い技能を兼ね備えた医療人を育成します。
  • 経営基盤が安定し、働き甲斐のある病院づくりを目指します。

患者さんの権利・責務

患者さんの権利

  1. 人として尊重され、平等に良質な医療を受けることができます。
  2. 充分な説明と情報提供を受けることができます。
  3. 自らの意志で治療法を選択することができます。
  4. 個人のプライバシーは十分に保護されます。
  5. 当院での治療計画に対して、他の医師に意見(セカンドオピニオン)を聞くことができます。
  6. 性別、年齢や障がいの状態によって差別されることなく、人間としての尊厳が守られ、診療を受けることができます。

患者さんの責務

  1. 自らの健康に関する情報を正確に医療者に伝える責務があります。
  2. 医療に積極的に取り組み協力する責務があります。
  3. すべての患者さんが快適な環境で療養できるよう、社会および病院の規則、職員の指示を守る責務があります。
  4. 適切な医療を維持するために、遅滞なく医療費をお支払いいただく責務があります。
責務に違反した場合

前掲の責務に違反する行為等があった場合には、診療を中止することがあります。
また暴言、暴力等があった場合には、警察に通報します。

当院のこども憲章

  1. ひとりの人(ひと)として大切(たいせつ)にされます。
  2. いちばん良(よ)いと思(おも)われる治療(ちりょう)を受(う)けることができます。
  3. できるだけ不安(ふあん)のないようなやり方(かた)で心(こころ)やからだの健康(けんこう)のために必要(ひつよう)なお世話(せわ)を受(う)けることができます。
  4. 病院(びょういん)で親(おや)やそれに代(か)わる人(ひと)といっしょにすごしたり、会(あ)ったりすることができます。
  5. 病気(びょうき)などについて、わかりやすい方法(ほうほう)で説明(せつめい)をうけることができます。そして、自分(じぶん)の気持(きも)ちや考(かんが)えを伝(つた)えることができます。
  6. 病気(びょうき)やしょうがいなどあらゆる面(めん)において差別(さべつ)されることなく、心(こころ)やからだを傷(きず)つけるあらゆることから守(まも)られます。
  7. ほかの人(ひと)に知(し)られたくない秘密(ひみつ)は守(まも)られます。
  8. 病院(びょういん)にいても遊(あそ)んだり勉強(べんきょう)したりすることができます。
  9. 今(いま)だけでなく将来(しょうらい)も続(つづ)けて治療(ちりょう)やケア(気(き)くばり、世話(せわ)など)を受(う)けることができます。

病院概要

所在地 〒800-0296 北九州市小倉南区曽根北町1番1号
電話 093-471-1121(代)
FAX 093-473-0627
名称 独立行政法人 労働者健康安全機構 九州労災病院
院長 三浦 裕正
病床数 450床
診療科 診療部門 / サポート部門 / 専門センター

患者数(令和4年度)

1日平均入院患者数
(一般病棟)
339.9人
1日平均外来患者数 782.1人
平均在院日数 12.9日

九州厚生局への届出事項

基本診療料

  • 歯科点数初診料の注1に係る施設基準
  • 歯科外来診療環境体制加算1
  • 急性期一般入院料1
  • 総合入院体制加算3
  • 救急医療管理加算
  • 超急性期脳卒中加算
  • 診療録管理体制加算1
  • 医師事務作業補助体制加算1(15対1)
  • 急性期看護補助体制加算(25対1)
  • 療養環境加算
  • 重症者等療養環境特別加算
  • 無菌治療室管理加算2
  • 緩和ケア診療加算
  • 栄養サポートチーム加算
  • 医療安全対策加算1
  • 感染対策向上加算2
  • 患者サポート体制充実加算
  • 褥瘡ハイリスク患者ケア加算
  • ハイリスク妊娠管理加算
  • 呼吸器ケアチーム加算
  • 後発医薬品使用体制加算2
  • 病棟薬剤業務実施加算1, 2
  • データ提出加算2(イ)
  • 入退院支援加算1
  • 地域連携診療計画加算
  • 認知症ケア加算2
  • せん妄ハイリスクケア加算
  • 特定集中治療室管理料3
  • 入院時食事療養/生活療養(I)
  • 精神疾患診療体制加算
  • 地域医療体制確保加算

特掲診療料

  • 歯科疾患管理料の注1に規定する総合医療管理加算及び歯科治療時医療管理料
  • 心臓ペースメーカー指導管理料の注5に掲げる遠隔モニタリング加算
  • 糖尿病合併症管理料
  • がん性疼痛緩和指導管理料
  • がん患者指導管理料イ, ロ, ハ
  • 糖尿病透析予防指導管理料
  • 小児運動器疾患指導管理料
  • 乳腺炎重症化予防ケア・指導料
  • 婦人科特定疾患管理料
  • 一般不妊治療管理料
  • 二次性骨折予防継続管理料1・2
  • 院内トリアージ実施料
  • ニコチン依存症管理料
  • 夜間休日救急搬送医学管理料の「注3」に掲げる救急搬送看護体制加算
  • 外来放射線照射診療料加算
  • 外来腫瘍化学療法診療料1
  • 療養・就労両立支援指導料の「注2」に掲げる相談体制充実加算
  • 開放型病院共同指導料
  • がん治療連携計画策定料
  • 肝炎インターフェロン治療計画料
  • 薬剤管理指導料
  • 医療機器安全管理料1
  • 在宅患者訪問看護・指導料及び同一建物居住者訪問看護・指導料
  • 在宅腫瘍治療電場療法指導管理料
  • 持続血糖測定器加算及び皮下連続式グルコース測定
  • 遺伝学的検査
  • BRCA1/2遺伝子検査
  • HPV核酸検出及びHPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)
  • 検体検査管理加算(Ⅳ)
  • 心臓カテーテル法による諸検査の血管内視鏡検査加算
  • 時間内歩行試験及びシャトルウォーキングテスト
  • ヘッドアップティルト試験
  • 神経学的検査
  • コンタクトレンズ検査料1
  • 小児食物アレルギー負荷検査
  • 画像診断管理加算2
  • CT撮影及びMRI撮影
  • 冠動脈CT撮影加算
  • 心臓MRI撮影加算
  • 小児鎮静下MRI撮影加算
  • 頭部MRI撮影加算
  • 抗悪性腫瘍剤処方管理加算
  • 外来化学療法加算1
  • 無菌製剤処理料
  • 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(I)
  • 呼吸器リハビリテーション料(I)
  • がん患者リハビリテーション料
  • 集団コミュニケーション療法料
  • 歯科口腔リハビリテーション料2
  • センチネルリンパ節加算
  • 静脈圧迫処置
  • 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術及び骨悪性腫瘍手術の注に掲げる処理骨再建加算
  • 骨移植術(軟骨移植術を含む)(自家培養軟骨移植術に限る)
  • 骨折観血的手術(緊急整復固定加算)
  • 人工骨頭挿入術(緊急挿入加算)
  • 椎間板内酸素注入療法
  • 脳刺激装置植込術(頭蓋内電極植込術を含む)及び脳刺激装置交換術
  • 脊髄刺激装置植込術及び脊髄刺激装置交換術
  • 乳がんセンチネルリンパ節加算2及びセンチネルリンパ節生検(単独)
  • 食道縫合術(穿孔、損傷)(内視鏡によるもの)、(内視鏡下胃・十二指腸穿孔瘻孔閉鎖術、胃瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、小腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、結腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、腎(腎盂)腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、尿管腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、膀胱腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、膣腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの))
  • ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術
  • 大動脈バルーンパンピング法(IABP法)
  • バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術
  • 腹腔鏡下胆道閉鎖手術
  • 胆管悪性腫瘍手術(膵頭十二指腸切除及び肝切除(葉以上)を伴うものに限る)
  • 腹腔鏡下肝切除術
  • 腹腔鏡下膵腫瘍摘出術
  • 腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術
  • 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術
  • 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
  • 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術
  • 膀胱水圧拡張術
  • 膀胱鏡下膀胱悪性腫瘍手術
  • 腹腔鏡下仙骨膣固定術
  • 腹腔鏡下子宮瘢痕部修復術
  • 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がんに限る)
  • 医科点数表第2章第10部手術の通則の16に掲げる手術
  • 輸血管理料(I)
  • 輸血適正使用加算
  • 人工肛門・人工膀胱造設術前処置加算
  • 胃瘻造設時嚥下機能評価加算
  • 麻酔管理料(Ⅰ)
  • 放射線治療専任加算
  • 外来放射線治療加算
  • 高エネルギー放射線治療
  • 1回線量増加加算
  • 画像誘導放射線治療(IGRT)
  • 体外照射呼吸性移動対策加算
  • 定位放射線治療
  • 定位放射線治療呼吸性移動対策加算
  • 病理診断料加算1
  • 悪性腫瘍病理組織標本加算
  • クラウン・ブリッジ維持管理料
  • CAD/CAM冠
  • 酸素単価

症例実績数(令和5年1月~12月)

区分1に分類される手術の件数
頭蓋内腫瘤摘出術等 24件
黄斑下手術等 89件
鼓室形成手術等 0件
肺悪性腫瘍手術等 40件
経皮的カテーテル心筋焼灼術 32件
合計 185件
区分2に分類される手術の件数
靱帯断裂形成手術等 108件
水頭症手術等 38件
鼻副鼻腔悪性腫瘍手術等 0件
尿道形成手術等 4件
角膜移植術 0件
肝切除術等 15件
子宮附属器悪性腫瘍手術等 11件
合計 176件
区分3に分類される手術の件数
上顎骨形成術等 0件
上顎骨悪性腫瘍手術等 0件
バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉) 0件
母指化手術等 0件
内反足手術等 0件
食道切除再建術等 3件
同種死体腎移植術等 0件
合計 3件
区分4に分類される手術の件数
合計 541件
その他の区分に分類される手術の件数
人工関節置換術 529件
乳児外科施設基準対象手術 0件
ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術 47件
冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないものを含む)及び体外循環を要する手術 0件
経皮的冠動脈形成術 39件
経皮的冠動脈粥腫切除術 0件
経皮的冠動脈ステント留置術 63件