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脳血管内科 初期臨床研修プログラム

1. 背景と特徴

九州労災病院では脳血管内科・神経内科・脳神経外科・リハビリテーション科が脳神経センターを形成し、神経疾患全般に渡って専門的な診療を行っています。毎朝合同でカンファレンスを行い、各症例の治療方針を多面的に検討しています。脳血管内科は虚血性脳血管障害の急性期および慢性期診療を担当しています。急性期脳梗塞は年間約200例の入院があり、迅速な診断と的確な治療が行えるように脳卒中専門医が指導します。超急性期のtPA治療も積極的に行っており、平成21年度 は11例、平成22年度 は12例に施行しました。慢性期脳梗塞症例に対しては抗血栓薬の投与、危険因子の管理、脳血管病変に対する血行再建術の適応評価を行います。

2. 一般目標

下記疾患の診断・検査・治療技術を習得する。
(1)虚血性脳血管障害(様々な病態の脳梗塞および一過性脳虚血発作)
(2)出血性脳血管障害(初期対応と脳外科コンサルト)
(3)主幹脳動脈の高度狭窄・閉塞性病変
(4)脳神経系救急疾患(意識障害、めまいなど)

3. 行動目標

(1) 病歴・神経学的所見、一般理学的所見をとれる、症候学を習得する
(2) 救命救急処置・手技ができる
(3) 画像診断に習熟する
(4) 急性期脳梗塞の病型を判断し治療が開始できる
(5) 超急性期血栓溶解療法を理解する
(6) 脳梗塞の再発予防ができる
(7) 脳血管の血行再建術の適応を判断できる

4. 経験目標

(1) 脳梗塞症例を急性期から慢性期まで6~9例担当する(各病型2~3例)
(2) 超急性期血栓溶解療法を経験する1~2例
(3) 頭部CT、MRIおよび脳核医学検査の読影
(4) 頚部血管エコー、経食道心エコーを行う

5. 研修期間

1ヶ月間

6. 研修スケジュール

朝8時の脳神経センターカンファレンスで1日が始まります(水曜日を除く毎日、水曜日は英文専門誌の抄読会)。カンファレンスでは新入院症例が提示され、治療方針が検討されます。受け持ち患者があれば症例を提示します。
カンファレンス終了後、病棟を回診します。この回診にはリハビリ科医師やソーシャルワーカーも参加するので、たいへん有意義です。
研修医は1日を通して救急患者、入院患者の診療に従事しますが、毎日午後からは頚部血管エコーや経食道心エコー等の検査も行います。
また、多職種によるリハビリテーションカンファレンスは2週間に1回開催されています。患者さんや家族向けの脳卒中教室は毎月1回開催され、研修医にも参加してもらいます。

7. 指導体制

研修医は指導医とペアで入院患者を受け持ちます。
脳血管内科の常勤医師は4人おり、毎日2名が外来担当、残り2名が病棟・救急担当となっています。これら常勤医師が研修医の指導にあたります。