独立行政法人労働者健康安全機構 九州労災病院

患者サポートセンター

患者サポートセンター

患者サポートセンター①

地域包括ケアシステムにおける当院の果たす役割を考慮し、機能分化と連携強化を進めるうえで、入院前から患者情報を収集し、入院中や退院後の生活を見据えた支援を行うPFM(Patient Flow Management)の構築が重要となってきました。そこで、当院において令和2年4月1日より、地域医療連携室から患者サポートセンターに生まれ変わることとなりました。

患者サポートセンターは、「入退院支援部門」、「社会福祉部門」、「地域医療連携部門」、「患者相談窓口」からなり、一人一人の患者支援にあたっていきます。

患者サポートセンター②
入退院支援部門

患者様やご家族の意向を大切に、その人がその人らしく入院前・入院中・退院後の生活が安心して送れるようにサポートを行ないます。入院が決定した時点から、実際に患者様と面談を行ない、情報を病棟へ繋げる他、患者様が、入院中・入院後にどのような治療経過を経るのかイメージし、安心して入院医療を受けられるように説明を行なっています。又、令和2年度より、退院前家屋調査、退院後訪問も始めました。患者様を中心に、地域との繋がりを大切に考え、院外に出向き地域の皆様と一緒に頑張っています。『地域とも繋がる』『病院内でも繋がる』を大切にしていますので、どんな事でも遠慮なく御相談ください。

社会福祉部門

医療ソーシャルワーカー(MSW)は、入院や通院に伴って起こる患者様やご家族の様々なご相談に、社会福祉の立場から援助しております。病気によって起こった心理的・社会的・経済的等の問題を患者・家族と共に解決・緩和し、生活の再構築を支援しています。相談者の話、問題をよく聴きその思いを受容、整理していき、社会資源の利用を図ったり、関係機関への連絡・調整・紹介・交渉等を重ねたりする中で問題の解決の手立てを一緒に探っていきます。カンファレンスやチームへの参加、がん相談支援センターでの対応等も行っております。

高齢化や貧困などの問題を抱えていらっしゃる方は多く、その問題は複雑化しておりますが、地域包括ケアシステムの中で患者様を生活者として捉え、継続した支援を心がけています。

地域医療連携部門

急性期医療や専門性の高い医療を行う地域の中核病院として、地域の診療所や一般病院との連携を推進し、紹介患者の受け入れや、医療機器の共同利用、外来患者の逆紹介のご案内など、地域医療機関との連携の窓口となっています。

当院に関する情報発信や、ご紹介いただいた患者様に係るお返事(診療情報提供書や報告書)を紹介元医療機関へ迅速にお返しするよう取組を行っています。

患者相談窓口

患者相談窓口では、各専門職種の職員が、下記相談について対応しております。

  • 医療に関する相談
  • 医療を受けることによって起こった心配に対する相談
  • 経済的な相談
  • 医療安全に関する相談