診療科の特色
当科は日本脳神経外科学会専門医認定制度に基づいた、九州大学脳神経外科を基幹施設とする研修プログラムの研修施設です。当院の特徴は、脳神経外科、脳血管内科、脳神経内科、リハビリテーション科と脳疾患に関する全ての科が揃っており、「脳神経センター」として、すべての脳疾患に対しチーム医療を行っているところです。
スタッフ紹介
-
芳賀 整
- 脳神経外科科長
- 脳神経外科部長
- 救急科部長
- 勤労者脳神経センターセンター長
(1994年卒)
- 診療科
- 脳卒中外科/脳神経外科全般
- 所属学会
- 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医・指導医/日本脳卒中学会認定脳卒中専門医/日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医/日本脳卒中の外科学会技術認定指導医
-
松尾 吉紘
- 脳神経外科副部長
(2006年卒)
- 診療科
- 脳神経外科全般
- 所属学会
- 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医・指導医/日本脳卒中学会認定脳卒中専門医・指導医/日本脳神経血管内治療学会専門医
-
原田 亜由美
- 脳神経外科医師
(2019年卒)
- 診療科
- 脳神経外科全般
対象とする主な病気
脳血管障害
脳神経センターの外科部門として治療を担っています。
脳動脈瘤
脳動脈瘤クリッピング術と脳動脈コイル塞栓術を行っており、より適した治療を選択しています。
脳内出血
内視鏡手術の適応がある症例では、積極的に非侵襲的手術を行っています。
閉塞性脳血管疾患
脳塞栓症、内頸動脈狭窄症、もやもや病などに対しては、脳血管形成・吻合術、内頚動脈内膜剥離術、急性期血行再建術、高気圧酸素療法などを行っています。
脳腫瘍
脳腫瘍については、開頭術による可及的全摘術を心掛けています。術中ナビゲーションや各種モニタリングを応用し正確かつ安全な手術を行います。症例によっては内視鏡も利用します。
悪性脳腫瘍(悪性グリオーマ)
全摘出が不可能な悪性グリオーマに対しては、テモゾロミドを中心とした化学療法に放射線照射、高気圧酸素の併用療法を行っています。
その他
三叉神経痛、顔面けいれんに対する微小脳血管神経血管減圧術、てんかん手術、脊髄腫瘍の手術治療も行っています。
診療実績
JNDの手術・治療情報データベース事業について
九州労災病院脳神経外科は一般社団法人日本脳神経外科学会の手術・治療情報データベース事業(Japan Neurological Database:JND)に協力しています。
臨床研究について
脳卒中を含む循環器病対策の評価指標に基づく急性期医療体制の構築する研究