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産婦人科

診療科の特色 対象とする主な疾患 外来担当医師一覧
診療実績 出産費用のご案内 臨床研究について
 

診療科の特色

産科

産科写真安全で機能的な分娩施設として、地域医療に貢献していきたいと考えております。
患者さんと私共分娩に携わるスタッフが協力して、より良い出産をめざし、良い出産の思い出を共につくりましょう。患者さんとそのご家族にとって、当院での出産がすばらしい経験となるよう全力を尽くしていきたいと考えています。ご不明な点は医師または助産師・看護師に遠慮なくご相談ください。出産時の病室はすべて個室で、快適な入院生活を提供できるものと考えています。
ファミリークラス(母親学級)は前期・後期の2回を金曜日の午後に予定しています。ご主人の参加も歓迎しますので、どうぞご利用ください。日常の外来では質問しにくいようなことでも遠慮なくご相談ください。
また、当院では可能な限り母乳保育に努めます。当院で分娩された方の乳房や哺育のトラブルには産後も責任をもって対応します。助産師による乳房ケア外来(おっぱい外来)を月曜、木曜のそれぞれ午後に予約制で行っております。


婦人科

婦人科疾患では、婦人科悪性腫瘍治療の基幹施設として機能していきたいと考えています。子宮頸癌の若年化が言われています。パピローマウイルスに対するワクチンにより、ある程度、子宮頸癌の予防ができるようになりましたが、完全ではありません。初期病変を見つけるためには、子宮頸がん検診はやはり必要です。ガイドラインに沿って、異形成などの前癌状態の経過観察や浸潤癌の手術療法に積極的に取り組みたいと考えています。また、子宮体癌は子宮癌の中の約半数を占めるようになり、日本でも増加しています。子宮体がん検診や子宮体癌の手術療法を積極的に行っていきます。卵巣癌は症状がでにくいため、進行して見つかることが多い疾患です。ガイドラインに沿って、手術および術後の化学療法に生活の質を考慮しながら取り組みたいと思います。また、子宮筋腫や子宮腺筋症で子宮が腫大し、子宮内腔の拡大が起こると月経量が増加します。高度貧血を来す場合は、子宮摘出が必要になる場合があります。子宮内膜症では月経困難症を来し、日常生活に支障を来すこともあります。ライフスタイルに合わせ、子宮内膜症治療薬と腹腔鏡下手術などの手術療法を組み合わせて、経過観察が必要になります。

また、当科は、婦人科内視鏡手術の基幹病院として機能していきたいと考えています。特に、良性の卵巣腫瘍に対する手術は多くの場合、腹腔鏡下手術で対応ができます。傷が小さいので、美容的にも優れ、社会復帰も早いのが特徴です。その他、良性疾患の子宮全摘や性器脱手術にも腹腔鏡手術を取り入れていきたいと考えています。
腹腔鏡下手術・子宮内膜症
更年期には、自律神経失調症状として、顔のほてりやのぼせ、異常発汗、動悸、めまいなどが、精神神経症状として情緒不安、いらいら、抑うつ気分、不安感、不眠、頭重感などが現れます。その他、腰痛、関節痛、肩こり、吐き気、食欲不振、乾燥感、かゆみ、排尿障害、頻尿、性交障害、外陰部違和感、易疲労感など様々な症状が出現し、生活の質を下げます。適応を考えながら、一定期間ホルモン補充療法を行うことをためらう必要はないと考えます。また、閉経後にはコレステロールや中性脂肪が上昇しやすいといわれています。長期間持続すると動脈硬化症を引き起こし、冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中などが発症する可能性があります。骨塩量の低下も、骨折などにより、その後の老年期の生活の質を落とす可能性があります。全般的な健康の評価を行い、治療に結びつけていきたいと考えています。
老年期には、骨盤臓器脱や性器脱といわれる疾患で、子宮や膀胱、直腸が下垂し、外陰部から脱出する状態になる場合があります。手術を考慮した方がよい場合もありますので、お困りの方はご相談ください。
思春期にも、成熟した女性となっていく過程で、様々な内分泌的問題が表面化する可能性があります。お困りの場合はご相談ください。内診を避けたい場合は医師にお伝えください。

 

対象とする主な疾患

  専門疾患領域/検査・治療など
産科 経腟分娩・帝王切開
頸管縫縮術・流産手術
人工妊娠中絶(合併症のある症例のみ)
助産師外来:
      おっぱい外来(乳房ケア):月曜日午後、木曜日午後(予約制)
      (※おっぱい外来は当院で分娩をした方を対象としています。予約制となっており、
      時間外、休日の対応などはできかねますので、ご了承ください。)
婦人科
悪性腫瘍:
      子宮頸がん検診
      子宮頸部異形成の経過観察
      子宮頸癌の手術療法・化学療法・放射線療法(外照射)
      HPVワクチン接種
      子宮体がん検診
      子宮体癌の手術療法および術後化学療法
      卵巣癌の手術療法および術後化学療法
良性疾患:
      子宮筋腫・子宮腺筋症:手術療法(症例により腹腔鏡下手術)
      子宮内膜症:子宮内膜症治療薬と腹腔鏡下手術
      良性卵巣腫瘍:腹腔鏡下手術
      骨盤臓器脱・性器脱:手術療法(症例により腹腔鏡下手術)
      更年期症候群:ホルモン補充療法
      思春期内分泌疾患:ホルモン療法等
      緊急疾患:卵巣腫瘍茎捻転、子宮外妊娠、骨盤内炎症性疾患その他
 

外来担当医師一覧

担当医 時間帯
≫土岐 尚之 午 前 × ×(手術)
午 後 ×(手術) × × ×(手術) ×(手術)
≫北島 光泰 午 前 × ×
午 後 ×(手術) × × ×(手術) ×(手術)
≫内村 貴之 午 前 × ×(手術)
午 後 ×(手術) × × ×(手術) ×(手術)
更年期外来
午 後 × (予約制) × × ×
助産師外来
午 後 おっぱい外来(予約制) × × おっぱい外来(予約制) ×

※受付時間:午前8:15~11:00/午後:14:00~16:00です。

※月曜日午後、木曜日午後、金曜日は手術日です。

※月曜日午後、木曜日午後のおっぱい外来は、当院で分娩をした方を対象としています。予約制となっており、時間外、休日の対応などはできかねますので、ご了承ください。

産婦人科は女性の一生を診る科です。九州労災病院産婦人科に来てよかったと思われるような医療を提供していきたいと思います。

   ●外来は月曜から金曜まで毎日、午前中の受付(8:15~11:00)です。
      また、月、火、木、金の午後2:00~4:00まで担当医1名が対応します。
   ●外来担当は、午前は毎日、日本産科婦人科学会専門医の2名です。
      午後は日本産科婦人科学会専門医の1名です。
   ●手術日は月・木の午後および金の午前・午後

 ※緊急疾患は、随時ご相談ください。

 

診療実績

平成28年度手術症例数 手術総数 275例

婦人科悪性腫瘍関連手術 69例
子宮悪性腫瘍手術 19例
子宮付属器悪性腫瘍手術 14例
子宮頸部円錐切除術 31例など
婦人科良性開腹手術 51例
子宮全摘出術(子宮筋腫・子宮腺筋症) 27例
子宮筋腫核出術 10例
卵巣腫瘍 14例など
婦人科良性膣式手術 14例
性器脱手術 10例など
腹腔鏡手術 29例
卵巣腫瘍 22例
子宮筋腫 2例
子宮外妊娠 2例など
子宮鏡手術 27例
子宮内膜ポリープ 12例
粘膜下子宮筋腫 6例など
産科手術 85例
帝王切開術 67例
流産手術 16例など

平成28年度婦人科悪性腫瘍

新規治療浸潤癌症例 41例
子宮頸癌 11例
子宮体癌 13例
子宮肉腫 2例
卵巣癌・卵管癌・原発性腹膜癌 12例
外陰癌・膣癌 2例など
新規化学療法例 22例
放射線療法例 9例

平成28年度妊娠22週以降の総分娩数 204例(うち双胎2例)(※帝王切開率 32.8%)

経腟分娩 137例(うち吸引分娩 13例)
帝王切開分娩 67例(うち緊急帝王切開 20例、既往帝王切開 37例)

平成28年度救急疾患即入院例 42例

骨盤内炎症性疾患・卵管卵巣腫瘍・子宮留膿症 5例
卵巣出血 1例
卵巣腫瘍茎捻転・破裂 3例
子宮外妊娠 2例
機能性子宮出血 5例
月経困難症 1例
悪性腫瘍大量性器出血 3例
癌性腹膜炎 1例
外陰外傷 1例
卵巣過剰刺激症候群 1例
分娩停止 7例
胎児機能不全 2例
妊娠高血圧症候群 3例
妊娠外陰ヘルペス 1例
胎盤遺残 1例
妊娠合併腎盂腎炎 2例
妊婦高度便秘 1例
重症悪阻 2例
 

出産費用のご案内

分娩様式 入院日数 概算費用 加算料金等
正常分娩 5日間 430,000円
時間外・休日分娩  20,000円
深 夜 分 娩  44,000円
母体入院延長  20,000円(1日あたり)
新生児入院延長  10,000円(1日あたり)
帝王切開 10日間 400,000円
母体入院延長  1,000円(1日あたり)
新生児入院延長  10,000円(1日あたり)

※患者さんの状況等により金額は前後します。

※産科医療保障制度16,000円は別途いただきます。

※帝王切開の場合は、健康保険の適用となります。
 入院費用が高額になることもありますので、事前に各保険者で高額療養費制度の手続きを行い「限度額適用認定証」をお持ちください。


【出産育児一時金及び直接支払制度のご案内】

・出産育児一時金制度の利用で原則、各保険者より42万円支給されます。

・直接支払制度とは、出産育児一時金の42万円を病院が保険者に請求することにより、患者さんが退院される際の支払いが、42万円超えた費用のみとなる制度です。手続き方法は入院予約時にお知らせいたします。


※ご不明な点がございましたら、総合受付⑤番窓口【入院される方窓口】へお尋ね下さい。


〒800-0296 北九州市小倉南区曽根北町1-1
労働者健康安全機構 九州労災病院
093-471-1121(内線7521)

 

臨床研究について

現在、当院産婦人科では、日本産科婦人科学会と共同で実施している臨床研究:日本産科婦人科学会データベース登録事業(周産期登録・生殖に関する登録・婦人科腫瘍登録)のうち婦人科腫瘍登録に関して、当院で保管する診療情報を提供しています。

1. 情報の利用目的及び利用方法
本邦における産婦人科領域の診療の現状(妊娠、分娩、不妊、悪性腫瘍など)を把握することで、さまざまな課題を抽出し、より良い産婦人科医療に反映することを目的として、日本産科婦人科学会ではデータベース登録事業を行っています。診療記録から抽出された情報を匿名化し、誰の情報かわからないようにしたうえで、WEBまたは郵送にて日本産科婦人科学会に提供しています。日本産科婦人科学会でデータの統計解析を行い、その結果を日本産科婦人科学会雑誌や日本産科婦人科学会ホームページに掲載しています。また、研究代表者を日本産科婦人科学会会員が務めており、かつ日本産科婦人科学会が審査を行い承認された臨床研究に対しては、データが提供(二次利用)されることもあります。
2. 利用し、又は提供する情報の項目
患者の年齢、疾患名、治療開始日、進行期分類(FIGO分類およびTMN分類)、組織分類、局所伸展、所属リンパ節転移、遠隔転移、治療内容と手術術式、予後
3. 利用する者の範囲
主に日本産科婦人科学会がデータを利用します。また、日本産科婦人科学会で審査を行い、承認された臨床研究に二次利用されることがあります。その際には、二次利用先の情報は日本産科婦人科学会のホームページに掲載されますので、そちらをご参照ください。
4. 情報の管理について責任を有する者の氏名または名称
    日本産科婦人科学会 理事長 藤井 知行
    事務局   TEL 03-5524-6900     FAX 03-5524-6911
          E-mail nissanfu@jsgo.or.jp
5. 本研究の対象になると思われる方、またはその代理人の方が「この研究課題に対して利用・提供して欲しくない」と思われた場合は、研究対象者が識別されるような診療情報の提供を停止することができます。その場合は、下記へお問い合わせください。


より多くの情報を収集、解析することで、データベースの正確性が向上し、有益な知見が得られることが期待されます。今後の産婦人科医療の発展のためにも、1人でも多くの皆様のご協力をお願いいたします。

【連絡先】

    九州労災病院 産婦人科 土岐 尚之
         TEL 093-471-1121     FAX 093-473-0627