病棟紹介
4西病棟
4西病棟は産婦人科・内分泌内科・消化器内科との混合病棟です。医師、薬剤師、管理栄養士、リハビリセラピストとチームで共同して”患者様にとって1番いい状態”をめざしています。ナースは九州労災病院ペアナーシング(QPN)という看護体制の中、助産師と看護師がペアとなり常に連携をとりながら看護を提供しています。
産婦人科
分娩棟は全室個室です。セキュリティにより安全な入院環境を提供しています。妊娠中に記入いただいたバースプランをもとに、ママと赤ちゃんが安全でより快適な出産が出来るよう、医師、助産師、看護師が協力しながらケアを行っています。産後は授乳や沐浴など、育児についての個別指導も行います。一般財団法人日本助産師評価機構により認証された”自立して助産ケアを提供できる助産師”『アドバンス助産師』がいます。
4西病棟で誕生した葵ちゃん(女の子)、小さく生まれましたが、母乳とミルクを沢山のんで元気に育っています。(生後2日目。写真提供同意あり。)
婦人科では手術や化学療法の治療をされる方もおられます。円滑な治療が行われるよう、医師とのチームワークで個々の患者様にあった看護ケアや指導を行っています。緩和ケアチームへの相談も行っています。
内分泌内科
内分泌内科では糖尿病の血糖コントロールや教育入院の患者様の看護をさせて頂きます。糖尿病看護認定看護師、糖尿病療養指導士を中心に、患者様のライフステージや療養環境を配慮した看護を提供します。糖尿病患者様を「生活者」として捉え、退院後の患者様が、その人らしく療養生活が送れるように、医師を中心としたチーム医療で関わらせて頂きます。
消化器泌内科
消化器内科では主に肝臓疾患の患者様がご入院されます。ラジオ波焼灼法や肝生検、肝動脈塞栓術、経皮的エタノール注入療法などの侵襲的検査や処置も多く行われています。患者様やご家族のお気持ちに寄り添い、安心して処置や検査に臨んでいただけるよう、安心で安全な看護を提供します。
5東病棟
私たちの病棟は、脳神経センター(脳神経外科・脳血管内科)とリハビリテーション科と消化器内科、歯科の混合病棟です。
脳神経センターは、脳梗塞を中心に診療する脳血管内科医師と、外科的な処置を主に行っている脳神経外科医師が同じ病棟で診療できることが特徴です。患者様の入院前の生活を踏まえた上で、患者様、ご家族の意思を尊重しながら生活の再編ができるよう早期リハビリテーションを開始しています。脳卒中リハビリテーション認定看護師が在職しており、脳卒中の再発予防のための脳卒中教室を開催するなど、専門職としての意識を持ち看護に取り組んでいます。また、医師・スタッフ間の関係性が良く、お互いの意見を尊重し合えるため、新人看護師や子育て中のママさん看護師も和気藹々と働いています。患者様・ご家族様だけでなく、スタッフ同士思いやりと優しさを持って、チーム一丸となり、今までも、そしてこれからも看護に向き合います。
5西病棟
5西病棟は、消化器内科、脳神経内科、耳鼻咽喉科、眼科の混合病棟です。消化器は内視鏡検査をはじめ化学療法を受けられる方やターミナル期の方等、消化器全般の方を看ています。検査後にはその治療方針により、外科との連携を取ることもあります。脳神経内科疾患の患者様は、薬剤コントロール、リハビリテーションを行ないながら、在宅支援に向けて、支援を行なっています。耳鼻咽喉科は突発性難聴、顔面麻痺、扁桃炎、喉頭癌などの手術、治療を主に行なっています。眼科は白内障、緑内障、水晶体疾患、網膜疾患の手術を主に行なっています。5西病棟は在院日数が9.9日/平均(令和2年度データ)と非常に入退院の多い病棟ですが、入院患者様のほぼ全員の入退院カンファレンスを、患者サポートセンターのスタッフと共に実施し、患者に寄り添った退院支援を目指しています。(写真は5西病棟カンファレンス風景)
スタッフの中には、両親や祖父母の介護をしながら、また育児中で時短勤務をしている方もいますが、みんなで協力し合っています。日々の患者様が快適な療養生活が送れるように、一同で声掛け合って、明るく働いています。
6東病棟
6東病棟は、消化器センターです。内科と外科で密な連携を図りながら診断から治療まで一貫した医療・看護を提供しています。患者様やご家族のご意向を確認しながら共に病気と向き合い、その人らしさを大切に心のこもった質の高い医療を目指しています。悪性腫瘍の患者様には苦痛のスクリーニングを入院時に実施し、個別性に応じた支援を行います。多職種でのアプローチが必要な患者様については緩和ケアチームに繋いでいます。
ストーマ管理についての指導や看護についてはお任せ下さい。個別性に応じた指導やパンフレットの作成に力を入れています。
入職3か月目 新人看護職員
外科・内科の患者様の看護を通してたくさんのことを学べる病棟だと感じています。先生方も新人の私に分かりやすいよう丁寧に指導して下さいます。検査や手術が多く忙しい病棟ですが、その中でも患者様に寄り添った看護を提供している先輩方はすごいと感じています。
6西病棟
6西病棟は、呼吸器センター・血液内科・外科(主に乳がん)の混合病棟です。急性期、周手術期、終末期、抗がん剤治療など様々な医療と看護を提供しています。病棟での入院中は患者様に寄り添い、患者様が何を望んでいるのかを理解し、一人ひとりにあった看護が提供できるように勉強会や症例検討会を実施するなど日々努力しています。また入退院支援看護師を中心に、緩和ケアチームやその他の多職種と連携し、様々な苦痛・苦悩をやわらげたり、退院後の適切な療養の場が提供できるようにカンファレンスを実施し、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)を取り入れながらその人らしく過ごせるように支援していきます。
入退院支援看護師:育児時短看護師
7東病棟
7東病棟は、整形外科(特に脊椎疾患・足関節疾患)、小児科の混合病棟です。平日は4~6件の手術が行なわれています。
2年目看護師になり、患者様のケアや看護などできることが増えた分、責任感を感じるようになりました。しかし、整形外科の患者様が、術後ADLが拡大し、安心して自宅に帰っている姿を見て、日々、看護の喜びや達成感を感じています。2年目看護師はまだまだ学ぶことが多いですが、先輩看護師が優しく、手厚く教えてくれるため、誰にでも相談できる職場環境にあり、毎日充実して楽しく業務に取り組むことができています。
2年目看護師
7西病棟
「急性期治療に加え、退院後に必要な生活指導にも重きを置いています」
心不全や狭心症など循環器疾患の再発は、患者様の退院後の生活が強く影響します。私たちは医師・薬剤師・栄養士・心臓リハビリテーションスタッフと連携して独自に退院後の生活指導ツールを作成し、入院当初から退院後に必要な生活指導を積極的に行っています。
「早期の社会復帰を目指し心臓リハビリテーションを行っています」
心臓病で低下してしまった体力をできるだけ元の状態まで取り戻すために、心臓リハビリテーションを行っています。2020年の入院患者の心臓リハビリテーション件数は2050件でした。
8東病棟
8階東病棟は、整形外科・眼科・内科の混合病棟です。整形外科では、主に変形性股関節症、変形性膝関節症、前十字靭帯再建術、大腿骨頸部骨折、その他外傷による骨折の患者様の看護を行っています。
患者様が手術後、リハビリを行い、安心して自宅に戻る事ができるように、病棟専任入退院支援看護師として地域やご家族との橋渡しを行っています。育児と仕事の両立に不安がありましたが、時短勤務制度を利用し、病棟全体で協力して行えるため、がんばれています。
育児中のママ看護師
8西病棟
整形外科では、スポーツや加齢による肩や膝の機能障害に対する手術、骨軟部腫瘍に関する手術や化学療法などの治療を行っています。泌尿器科では、腎臓、前立腺、膀胱のがんに関する手術や化学療法、前立腺肥大症や結石症に対する治療、皮膚科では、皮膚がんの手術や褥瘡、天疱瘡などの治療を行っています。安心して退院後の生活に戻れるように、医師・薬剤師・リハビリ技師・管理栄養士・MSW・両立支援コーディネーターなどと協働し、退院後の生活を考えた看護が提供できるよう努めています。
ICU(集中治療室)
ICUはベッド数6床あり昼夜を問わず、常に迅速に対応できるよう協力し救急体制を整えています。私たちICU看護師は、救急医療の核となる看護部門を担っているという自覚を持ち、救命・急性期の治療だけにとどまらず、その後の療養に看護をつなぐことを大切に日々のケアに取り組んでいます。その一貫として、入室前の病室訪問や集中治療医と集中ケア認定看護師によるRRS活動を行っています。ICUを退出した患者様のフォローや、劇症化する前に早期に治療を開始できるよう院内ラウンドを行い、院内全体の患者様の安全と安心の確保と看護の質向上を実践しています。
手術部
手術室は麻酔科医5名、看護師28名が24時間体制で手術に対応できるように準備しています。当院の手術室の歴史は古く、昭和27年、整形外科・外科手術の2診療科より始まり、現在は9診療科となりました。平成23年5月には新病院へ移転し、バイオクリーンルーム2室・陰陽圧室1室を有した計9室となりました。内視鏡システムも増加され、令和元年の年間手術件数は4790件でした。令和2年度は新型コロナウイルス対策をとりながら4290件の手術を実施しました。これからも、安全で安心な手術室看護が提供できるように頑張っていきます。
外来
当院の外来は、3ブロックに分かれた一般外来をはじめ、リハビリテーション科や心臓リハビリ室、化学療法室、内視鏡室、放射線科、救急科で構成されています。
外来化学療法室は令和元年にリニューアルされました。現在、年間3000件以上の利用があります。がん看護専門看護師・がん化学療法認定看護師のケア介入も可能です。
がん診療連携拠点病院としてリニアック件数も増加しています。治療を受ける患者さまにリーフレットなどを作成し治療がスムーズに受けられるように取り組みを行っています。一般外来では、緩和ケア外来も予約制で行っています。
内科は、消化器、循環器、内分泌、膠原病、呼吸器、血液内科など専門的な診療にあたり1日平均200名程の患者様が受診されています。予約制で糖尿病看護認定看護師によるフットケアや生活指導も行われています。
救急科は救急看護認定看護師を中心に、日々救急患者様の救命と患者様やご家族の不安の軽減に努めています。救急科や内科から依頼された消化管出血や膵臓・胆道疾患の患者様の緊急検査も少なくありません。 医師や看護師、コメディカルの連携を図り、それぞれの専門性を高め、患者様に安全で安心な医療を提供できるように努力を続けて行きます。