意思決定への取り組みについて
「人生会議」という言葉を耳にされたことはありますか？「人生会議」とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、ご家族等あなたにとって大切な方や医療・ケアチームと繰り返し話し合うことの愛称です。平成30年に厚生労働省は、「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を策定しています。人生の最終段階における医療・ケアについては、医療従事者から適切な情報提供と説明がなされたうえで、本人と医療・ケアチームとの合意形成に向けた十分な話し合いを踏まえた本人による意思決定を基本であり、専門職種から構成される医療・ケアチームとして方針の決定を行うことが重要とされています。当院でも、患者様の意向を大切にしながら、ご家族も含めて納得できる意思決定ができるように多職種で考えていきます。
当院では、住み慣れた家で、地域で暮らすために、関係の医療者・ケア担当者と、患者様の状態や思いを共有していくツールとして「一言日記帳」を活用しています。一言日記帳の活用については入院、外来を問いませんのでご希望の患者様は、主治医または看護師に伝えてください。
